いよいよK先生の診察です!
診察室に入り初対面!
おお……なんか貫禄あるな。
K「はじめまして。くろぴさん、左胸の乳がんですね」
申し訳ないが、S先生より(当たり前やけど)しっかりしてて安定感あるな。
先生は、クリニックからもらってきた資料を見つつ、この日受けた検査結果も全て目を通していました。
さっき受けたS先生の診察でも、オール問題なしと言ってもらってたのです。
これなら手術も大丈夫そうですね、と。
K先生も同じ感じでした。
K「そしたらエコー見ていきましょうか」
また裸になって寝転ぶ。
……寒い。
ちょっとこの病院、どうなってんの空調設定。
とはやっぱり言えずまたエコー開始。
ひとつひとつのしこりをしっかり見て撮影。
お母ちゃんにもわかるように、これが悪性腫瘍と確定されてるものですよ、とか、ここに2つ瓢箪みたいに連なってるものがありますね、その下側にもひとつあります、とか。
わかりやすく説明してくれました。
K「次の水曜日に、この2つ連なってるものを生検しましょう。次は脇見ますね」
あー、やだ。
わたしのリンパ節……!どうか腫れてませんように!!!
と、願いましたがさっきの今でそんな都合いいこと起きへんわな。
K「うん、すこし見えますね。1つだけですがしこりのような影が映ってますね」
がーん。
今度はわたしにも見える!!!!
お母ちゃんにも見える!!!!
真四角のような感じで9㎜とか言ってたかな。
K「ちょっとここ、細胞診させてくださいね。おーい細胞診ね!!!」
と看護師さんを呼ぶ。
やっぱりかー。
ショックだけど、とりあえず針ぶっ刺されるから覚悟せな!!
と思い、ここでお母ちゃん退室。
ベテランの看護師さんが入ってきて、針を刺されます。
K「ちくっとしますよー」
刺すときはまだ大丈夫。そんな痛くない。
エコー画面を見ながら、しこりに狙いを定めて針を進める先生。
K「……」
無言!!先生!!お願いなんかしゃべって!!
ここから激痛。
今度はそのしこりを貫くまでぐりぐりと針を進める先生。
ズキズキいたーーーーーい!!!!(T_T)
そんないくの!?先生!!
もうえーんちゃうの!?先生!!
クリニックで受けたより数倍痛い。
たぶん脇の下って、胸に刺すよりずーっと奥だからかな。
とにかく痛かったです。うぅ……
終わって服を着てから、お母ちゃん再入室。
K「この結果と、別日に受けてもらう生検の結果を含めて、14日にまた話しましょう」
K「まだわからないけど、脇の下の細胞診が陰性だったら、先に手術でいいと思います。どっちにしても、これだけ何個も腫瘍があるので全摘はしたほうがいいでしょうね」
先生曰く、全摘+同時再建がおすすめ。
理由は、まだ若いので乳腺は全部取っておかないと再発の危険性が高まること。
乳頭の下まで乳がんが伸びてるので、乳頭は残せないと思うこと。
何個も腫瘍があるので、そもそも基本的に乳房温存手術の適用にならないこと。仮に抗がん剤を先に投与してひとつひとつの腫瘍が小さくなっても、ぼこぼこくり抜いたようなお胸になり、見た目もよくないこと。
手術で左胸を全摘し、再建するほうがメリットがありますよ、ということでした。
わたし自身も、素人ながら全摘がいいことは分かりました。
異論はないですと伝えました。
しかーし!!
乳房再建について。
1度全部取ってしまってから綺麗に再建すること。これはいいけどその方法が2択。

わたしの場合、自分の背中の脂肪と筋肉を使う「広背筋皮弁法」。
もしくは人工乳房を入れるかの2択です。

綺麗に治したいというよりかは、背中に傷ができるということが気になる。
そんなことかい!!といわれるかもしれませんが、身体の前も後ろも傷ができるのはやっぱり嫌だな。
唯一、背中だけは、人様に見せられる(誰も見たくないわ)と図々しくも思ってるからですかね。
K「けっこう大きい20~30cmの傷ができます。でも、その分メリットもちゃんとあります。よく考えましょう」
そらそうだ。
うーん。悩ましい。
治療方針について。
もし、脇の下リンパ節に転移が見つかった場合。(この日取った細胞診が陽性だったら)
先に抗がん剤を投与することになるそう。
それぞれの腫瘍を小さくするという目的と、もう全身に飛んでしまっているかもしれないがん細胞を叩くため。
手術が先か、抗がん剤が先か。
これも14日には決められそう。
はやく治療方針が決まればいいな~